ほとばしる純情に、おしみない歓声を。

愛する彼をただただ愛でる場

一生忘れられへん歓声と光景

3年前の今日、2月5日は日生でジャニーズWESTのCDデビューが発表された日。私はデビュー後に彼らのファンになったので、あの日の感動を知りません。でも、神山くんにとって、7人にとって、かけがえのない日だったことは分かります。偉そうに何かを語れる立場ではないのは百も承知でこの記事を書きます。

 

この2ヶ月前、カウントダウンコンサートでは4人のデビュー発表が行われました。この頃の話は、神山くんがMyojoの10000字インタビューで語っていたことしか知りません。今日はそこからいくつか抜粋して話を進めていこうと思います。

 

神山くんが4人のデビュー発表を知ったのは、放送の直前に4人からメールが届いた時でした。その時のことを神山くんはこう語っています。

『なんか、なんやろ……。体が、体温がいっきに下がっていく感じがして。文章を読んでるんですけど、頭に入ってこなくて。”どういうこと?どういうこと?”って。時間がホンマ止まりましたね。まわりの音がいっさい聞こえなくなって。絶望しかなかったです。”なんでなん?なんでこうなったん?俺なんかしたか?”ってことが頭をグルグル回って』

私はこの文を読んだ時、息が詰まりそうになりました。この時の神山くんの絶望感を考えると、苦しくてたまりませんでした。藤井くんと濵田くんとは連絡を取った?という質問に対して

『取りました。流星が唯一、あきらめてなかったんですよ。”ホンマにコイツ強いな”って。濵ちゃんは、最初はあきらめてたけど、流星の言葉でスイッチ入って。でも俺は、ホンマにあかんわ。もう、やめようって。ここで、やめたほうがいいわって。夢見るより現実見ようって。はっきり言ってあきらめました。今まで、妥協したこともない。やれることは、全部やってきた。それでもダメやったんやから……』

神山くんの何がダメなんですか?神山くんのどこが認められなかったんですか?私には信じられません。神山くんにこんなことを思わせた事務所に対して憤りを感じました。夢見るより現実見よう、その言葉が悲しくて仕方ありませんでした。

 

神山くんは、一般人の自分には想像を絶するほどの挫折を経験したんだなって。神山くんにも心が折れたタイミングがあったんだなって。このことを知った時、神山くんの存在のありがたみを感じました。私が今神山智洋を応援出来ていることは当たり前じゃない。そう思いました。

 

『翌日、コンサートのリハがあったんですけど、まだ放心状態で。家を出るとき、おかんが”いってらっしゃい”って声をかけてくれたんですけど、それに返事すらできなくて。電車に乗ってる最中”何やってんや、俺”って。おかんも、俺がショックやってわかってるから声をかけてくれたのに、何やってんのやろって。それ、あかんやろって。10年くらい、いっしょに夢を追っかけてくれてた人のやさしさやのに。”俺、ガキか”って思いましたね』

 

『なんか、そこでひとつ吹っ切れて、やめるのはやめようって。まだ求められてることがあるなら、続けていこうって。演技も好きやし、そっちの道もあるかもしれないって』

 

きっとすぐにこうやって考え直せたわけじゃないと思うんです。考えて考えて考えて考えて悩んで苦しんで頭いっぱいになりながら、一度下を向いたけど、また前を向き直そうと思えたんだと思うんです。でも、私はこの文を読んだ時、彼はなんて繊細で強い人なんだろうと思いました。この後にこんな話もしています。

 

『リハ何日目かな、照史くんに話しかけられて。”4+3って形になるって、どう思う?” って。俺、”絶対イヤや!”って言ったんです。照史くん、”そうだよね”って悲しそうな顔して。その会話を聞いてたスタッフさんに”イヤなのは当然。でも、照史くんの気持ちも考えてあげて”って言われて。その瞬間、俺がまちがってるって気づいたんです』

 『照史くんだって、4+3って形を望んでるわけじゃない。7人でデビューできるための道を苦しみながら探してくれてたんだって。俺がイヤやって言うのは、どんだけ照史くんを苦しめるのか。俺、まちがってた。自分が苦しいからって、目をそらしてたんです。デビュー発表のとき、いちばんつらかったんは、俺でも、流星や濵ちゃんでもない、4人やったって。テレビでは確かに笑っているように見えた人もいるかもしれないですけど、でも俺、見てて思ったんです。”全然、笑えてへんやん”って。それに気づけた瞬間、選択肢は”7人”しか俺の中でなくなったんです』

 

 強いなって。神山くんってほんとうにめちゃくちゃ繊細なのに、めちゃくちゃ強い。お母さんに対しても、桐山くんに対しても、4人に対しても、優しくてあったかい気持ちを持っているんだなって。自分が悲劇のヒロイン並みに考えてもおかしくない状況で、”俺が、まちがってた”そう言える神山くんってめちゃくちゃ強くないですか?

 

『そのあと3人で話し合って。4人はもしかしたらデビュー自体がなくなってしまうかもしれないのに覚悟を決めてる。俺たち3人も覚悟を決めようって。それを4人に伝えて。後で知らされたんですけど、4人が、”7人で”ってことを全力で押してくれて』

 

神山くんは7人であることにこだわった。今まで横一列だったのが二列になるのも別々になるのも違う。7人で横一列でやっていきたい、そう強く願った。でも、7人であることにこだわったのは神山くんだけじゃなくて、デビューが決まった4人もだった。その事実に、胸が熱くなりました。そしてその想いが神山くんの7人でデビューしたいという気持ちを更に強めたんじゃないかと思う。

 

『でも、もしもやけど、3人の中で流星か濵ちゃん、どっちかが抜ける状態で、6人とか5人になるんだったら、俺は絶対に入ってなかったです。グループに入ることにこだわってたんじゃなくて、7人であることにこだわったんで』

この言葉がなんとも神山くんらしくて。神山くんって個性は強いのに我は強くないというか、自分が良ければそれで、なんて考え方はしないだろうし、7人がベストだって確信を持っているのに、6人や5人で、という妥協なんて一切許せないんだろうなって。こういう芯のブレないところも神山くんの好きなところ。

 

『リハに呼ばれて。なんで呼ばれたんやろうって思って、いざ行ってみたら、7人で曲のリハーサルが始まって。そこで、なんやろう。ホッともしたし、入れたんやと思いましたね。ただ、デビューするってことは、誰にも言ってなかったです。ホンマに誰にも、親にも言ってなかったです』

『家族にも、ファンの方にも、俺ひとりの言葉じゃない、どんな言葉でもない、7人の姿で、7人で並んだ姿で報告したかったから』

 

ああ、、、胸熱。かっこいいよ神山くん。

 

なにわ侍での重岡くんとのシーンは2人でセリフを考えたんだとか。

 

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「もう自信ないねんって。今まで、自分に出来ることはなんでもやってきたよ。死に物狂いでやってきたよ。それでも通用せんかったんやぞ。俺は、どんだけ努力しても報われへん人間なんやろな」

 

冒頭でも先述したように、私はこの頃の神山くんをリアルタイムで見ていたわけでも知っていたわけでもありません。だから、このシーンはDVDでしか見たことがありません。だけど、何度見てもいつ見てもグッとくるし、目頭が熱くなります。

 

その上、

 

『演技として泣こうと思ってたんですけど、感情が乗ってしまって、もうええよっていうくらい涙が出てきたんですよ。しげも泣いてるし、なんやろうなあ。リアルな想いだったんで。ホンマできること全部やってきた結果だったんで』

 

こんなこと言われちゃあ、涙が止まらない止められない。あれは神山くんのリアルな想いだったんだね。ガチな涙だったんだね。それを知ったことで、神山くんの傷を少しだけ見れた気がしたんです。

 

 

ーーそして二幕。

 

 

『4人の名前が最初に呼ばれ、次に3人の名前が呼ばれて。会場がザワザワして。”この7人でCDデビューします”って言った後の歓声、全身が粟立ったっていうか、今までの人生でいちばんうれしかったです。うまく言葉にできないですけど、言うたら7人でデビューしたいってのは、俺らの夢なわけで。なのに、こんなに応援してくれて、泣いてくれて、よろこんでくれるファンがいる。幕が開いて客席が見えて。そのときの歓声と光景、一生忘れられへんと思う。支えられてんだって、あれほど実感したことはなくって』

 

ありがとう、神様。この世に神山くんというこんなに素敵な青年を与えてくれて。ありがとう、神山くんのお母さん。彼を産んでここまで立派に育ててくださって。ありがとう、神山くんのことをずっと暖かく見守り、支え、応援してくれたファンの方々。ありがとう。本当にありがとう。私だってこの場に立ち会いたかった。この頃から神山くんを好きでいたかった。でも、過去は変えられない、もうどうしようもない。だから、私は感謝します。神山くんにとって一生忘れられないほどの歓声と光景を与えてくれたすべての人々に、感謝しています。

 

 

『カウントダウンのことは、人生最大の挫折でしたけど、今は、ホンマにあれがあってよかったなって思いますね』

 

人生最大の挫折を、あれがあってよかったって言える神山くんのかっこよさ。あんな辛い思いしたくなかった、なんて考えずにこう語れる彼の背中の大きさを感じました。

私は、出来るものなら神山くんに少しの悲しみも感じて欲しくないし傷を負って欲しくない。涙なんて流して欲しくないし、ずっと笑って前だけ見据えててほしい。だけど、この経験が、今の神山智洋を創り出したのだとも思う。この経験があったからこそ、彼は強くたくましく大きく輝いていられるのだと思う。

辛かったね、しんどかったね、って同情したいわけでもない。ただただ、こんなに大きな壁を乗り越えてくれてありがとうって、そう伝えたい。この時、神山くんが挫折から這い上がってくれたから、私は神山智洋に出会えたんだ。神山智洋を好きでいられるんだ。神山くんの挫折を、忘れられないし忘れてはいけないと思う。きっとこの経験が、彼の人生の糧になったはずだから。

 

 

 

『せっかくジャニーズって名前をいただいたグループなんで、ジャニーズ代表になるつもりでいきたいです。そのために、今以上に努力せなあかんし、できることの幅も広げてかなきゃいけない。まだまだすることいっぱいです。苦難や逆境も、いっぱい待ってるはずやし。でも、どんなことがあったって、このグループだったら乗り越えられると思うんです。だって、もう、ものすごく高い壁を一回越えてますから。どんなことが待ち受けてたって、”この7人でビビらず、乗り越えます”って胸を張って言えます』

 

こんなに強い神山くんだからきっと大丈夫です。どんな苦難も逆境も必ず乗り越えて見せるはず。これからは、神山くんの歩む道を、私も共に歩んで行きたいし、神山くんと同じ景色を見たいと思う。いや、見ていきます。まだ結成から3年。たった3年。今年でデビューも3年を迎えるジャニーズWESTは、まだまだこれからなんです。まだ3歳のよちよち歩きなんです。これからドンドン大きくたくましくなって行くんです。その背中に、着いて行きたいです。

 

 

結成3周年、ほんとうにおめでとう。

 

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この7人で、これからもずっと一緒にいられますように

 

神山くんのその願いは、私にとっての願いにもなりました。ずっとずっと、7人で7色の虹であってほしい。7人で輝き続けてください。